弁天社古墳
桜井市大字茅原所在。
富士神社・厳島神社内。
ちいさな神社内の一角にあり、
大きな木の根に絡まれているので正面からはわからないが
裏に回ると立派な石が見える。
ここから登ります。
封土は完全に消失している。
南向きの両袖式の横穴式石室。
壊された石の間から石室内に入ると
玄室にあったと言われている石棺の一部が見える。
その奥に羨道に追葬されたといわれている家形石棺の蓋が見える。
現在、羨道は土に埋もれている。
〜編集後記〜
この古墳に最初に訪れたのは、
古墳めぐり若葉マークの頃。
確か一年目だったと思う。
今なら散々調べてから行く古墳も、
当時は地図のみで探して歩いていた。
各サイトで見つけにくい、神社内であるということが
わかっていれば苦労しなかったのに。
そう、私もこの古墳を散々探しまくったのです。
だれが木の根っこに古墳があると思うてか。
地図を片手に何度も何度も同じ道を歩いては
茅原大墓古墳についてしまう。
人に聞いても、茅原大墓古墳ならそこだけどねぇ
といわれてしまう。
そんな、地元の人にも存在薄なこの古墳。
その前に、狐塚も断念していただけあって、
かなり凹みましたね。
しかも、茅原大墓古墳の周りには、
名もなき小古墳がたくさん!
なんで、弁天社もこんなふうに見つけられないの?!
と、次であきらめようかと思ったときに、この神社に足を止めて入ってみたのです。
ま。。。まさか。
見つけたときには笑ってしまいました。
それ以来、古墳に行きずまると神社をチェックするようになりました★
(2003年5月訪)(2006年談)