壇上山古墳
姫路市御国野町に所在。
御着駅の北側に位置する。
この近くには御着城址や国分寺跡などもある。
壇上山古墳の名前の由来は、神功皇后が西征の途中、
この山に壇を築いて勝つことを祈ったという伝承がある。
壇上山古墳は山之越古墳も含む三基の倍塚を有する前方後円墳である。
前方部を北西に向け、三段構築。
全長141・3メートル、周濠も確認されている。
中期の古墳といわれている。
後円部。
陪塚山之越古墳から
後円部には長持形石棺が露出している。
円筒埴輪がめぐらされていたことが確認されている。
石棺の蓋の長さは3メートル、幅1・4メートル。
縄掛け突起が8個確認されている。
石室は確認されておらず、石棺直葬と考えられている。
後円部左右に倍塚があり、
西側の古墳は円墳である。
東側の古墳は民家の庭の中にあり、
倍塚の立て札があるものの、原形はとどめていない。