段の塚穴


美馬市美馬町字坊僧。
  左が太鼓塚。

 物議を醸しだしている噂の駐車場。

太鼓塚古墳と棚塚古墳、二基のことを段の塚穴と呼んでいる。

石室がドーム型になっている特異なもので、

この形態の石室を段の塚穴式と分類されている。

六世紀後半の築造、七世紀前半まで追葬がされていたと考えられている。


★太鼓塚古墳★






国指定史跡。

径37メートル、高さ約10メートルの円墳。

石室全長約13メートル、幅約3.4メートル、高さ約4.3メートル。



出土品は墳頂より須恵器・土師器・馬具・埴輪・釘など。
天井


★棚塚古墳★


 
径20メートル、高さ高さ約7メートルの円墳。

石室全長約8.7メートル、玄室長さ約4.5メートル、幅約2メートル、高さ約2.8メートル。
 
石棚が現存。
 



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〜編集後記〜
古墳編、徳島初上陸です!
この古墳は分かり易そうで、目立つし駐車場もあるしと思ってたら
大間違い!
確かに道路沿いに大きな看板は出ていますが
そこを曲がるの?
というようなところで。
一度は通り過ぎてしまいましたが
再び戻ってやっぱりそこを曲がるとそこでした。
戻ってくるのも大変。
高低差があるので
下のほうの道から上がってくるのが大変でした。
車以外だと、下に階段があって登ってこれるみたいです。

畑の道路と思われるところを延々進むとようやく駐車場が現れます。

古墳めぐりは途中であきらめずに進むと突き当りにあることが多いのが特徴ですね。

他のHPでも取り上げられているのを見ましたが、
国指定史跡だろうからバスの乗り入れを考慮した
バス指定の駐車場がありますが、
ここまでバスで来れるの?と思ってしまいます。

駐車場にある看板は位置関係が逆なので
ちょっとみずらい。
看板を頼りにせずとも目視したほうが早いかもしれません。
駐車場から振り返るとこんもりした山が二つ。
これが古墳です。

柵はありますが見学は自由です。
持ち送りドーム式の石室は荒々しさを感じるものでした。

石棚もきれいに残っています。
(2011年1月)