石塚古墳
奈良県桜井市。
纒向遺跡遺跡と呼ばれるうちに点在する、纒向古墳群の中の一つ。
小学校をはさんで4つの古墳があるが、一番線路よりの古墳である。
発掘当初は円墳であると思われていたが、
二度の調査により、帆立貝式の前方後円墳であることが判明した。
全長は約90メートル。
現在は周濠の一部が小学校の区域に入っている。
周濠からは纏向遺跡と同時期の土器が出土。
古墳時代前期はじめ頃の築造とされている。
現在の墳丘は高まりも少なく、
一時は古墳そのものの存在を疑われた時期もあったが、
石棺が掘り出された記録が残っている。
(2003年訪)