岩屋山古墳

高市郡明日香村越所在。

飛鳥駅を線路を越えた民家のすぐ隣に開口している。

研磨された綺麗な古墳で、類似する古墳を「岩屋山式」と言ったりもする

代表的な古墳。

7世紀前期から中期の築造とされている。

三段構築で方墳とも天皇陵によく用いられている八角形とも言われている。

南に開口。両袖式。

全長約16.7メートル、玄室長4.72メートル、幅2.7メートル、高さ2.6メートル。

羨道長12メートル、幅1.93メートル、高さ約1.8メートル。

玄室入り口は一段低くなっている。

扉石をはめ込んでいたと思われる跡が確認されている。

天井石は巨大な一枚石。

側壁の1段目は垂直に、2段目は内側に傾斜されている。

 

 

南河内郡にある聖徳太子陵に似ているという。

被葬者に吉備姫王・斉明天皇説などがある。

入り口の天井石は当初から露出されていたとの見解もあり。

 

 

                                明日香へ/古墳へ/朱鳥へ   





〜編集後記〜
夜の古墳と桜の舞い散る古墳の混合です★
一回目に行った時は妹と、明日香の古墳めぐりの最終でいきました。
正倉院展にいった日と同じ日に行ったので、
ちょうど今頃の時期だったと思います。
日が暮れるのが早かった!
マルコ山古墳に行く頃、すでにカラスが鳴き始め、
この岩屋山古墳に行く頃にはすっかり夜でした。
1人じゃ絶対帰ってる!!
飛鳥駅も周辺も人っ子一人いないし(笑)
隣の民家が逆にありがたかった。
もちろんライトも準備していなかったので、
カメラのフラッシュをたきながら入りました。
真っ暗な中をフラッシュでたいたときにはじめてみた
この綺麗な古墳にえらく感動しました。
「岩屋式」と言う言葉を知ったのはこのずいぶん後でしたが、
なるほどとうなずけるものでした。
勉強せずに行ったので、今度は知識を得てもう一度
お昼に!明るい時に!と思っていったのが
翌年の春でした。

だんなと知り合って、私の趣味とやらを一度体験したいとのことで、
同じように飛鳥古墳を巡り、
石舞台のライトアップを見ました。
(この後、古墳という言葉に全くいい顔をしないようになりました・・
何がいけなかったんだろう。。あまりにも寒すぎたからかしら・・
古墳初心者にマイナーすぎたかしら・・
虫がたくさんいたからかしら・・自転車で岡寺→明日香村→橿原神宮を何度も行き来
したからかしら・・心当たりがありすぎます★)
でも桜がちょうど見ごろで、古墳の周辺にも桜の木がたくさん植わってあって
とても綺麗でした。
ちなみに、玄室からの一段下がった部分、
ギリギリ私の頭をぶつけない高さです。
159センチくらいの人は十分気をつけてください。
・・・・うちます。
(2002年11月訪)(2006年10月談)