木庭山古墳
姫路市的形町木庭の木庭山山頂付近に所在。
山頂には同市白浜町にある、松原八幡神社の別宮である、
木庭神社がある。
左側は海
この神社の両脇に巨石が点在しており、
加工跡もあることから、古墳の可能性が高いと思われる。
神社の裏手に回り、ハイキングコースをたどると、
木庭山古墳がある。
後ろから。
西北に開口しており、
六世紀ごろの築造の円墳とされている。
足をつかないとは入れないくらいの狭さ。
中は157センチの私が立てるくらいの高さ。
出土品として、遺骨、北枕に遺品が数点、両脇に刀が置かれ、
頭の辺りに鏡、肩の辺りに勾玉などの装飾品が出土している。
これらの出土品は京都大学に保管してあるとのこと。
なお、この山の裾にある、山もぎ地蔵にこの古墳からの出土の石棺蓋が
石棺仏として現存している。
小高い山の上とはいえ、目の前に海がある古墳である。
海に関係する豪族の墓とみて間違いないであろう。
神社の前、少し下ったところの遊歩道。
〜編集後記〜
この日は日々体調がすぐれない私のために、
珍しく相方が古墳に行こうと誘ってくれ、行くことになった。
小赤壁と言うロッククライミングで有名なところでもあり、
海が好きで、意外と軽めのハイキングコースでもあったので、
相方のハイキング好きもかねての久しぶりの外出となった。
古墳めぐりとはいえ、また見つからなくて相方がいらいらするといけないので、
なるべくはやく古墳見つかってくれへんかな〜
と思っていたら、看板つきで、歩道の近くで発見!
思わず奇声を発する。
(相方ビビル・・・)
小赤壁周辺にはたくさんの看板があり、
大人用と子供用が二つ縦に並んでいる。
子供用の木庭山古墳の説明のところには、
「ちょっと狭いけど、はいってみよう!
お母さんのおなかの中にいるようなあったかい感じがするよ!」
って書いてあった。
灘中のトライやるウィークと書いてあったが、
中学生が考えた文ならすばらしい文だと思った。
雨上がりでチョコレートみたいになってたけど、
久しぶりにもぐれたしメデタシ♪の一日だった。
(2005年3月)