三里古墳
生駒郡平群町三里958
県指定史跡。
六世紀後半ごろの築造。
径約20メートルの円墳、または全長約35メートルの前方後円墳と言われている。
墳丘の封土、石室の天井石、側石も第二次世界大戦後消失。
玄室奥壁高さ約70センチのところに石棚が現存。
石棚幅約2.5センチ、長さ約1.4センチ、厚さ約45センチ。
南西に開口する両袖式の横穴式石室。
玄室長さ約4.9メートル、幅約2.4メートル、高さ約3メートル。
羨道長さ約7メートル、幅約1.3メートル。
玄室内に組合せ式家形石棺、羨道に組合箱形石棺、石棚の上下、羨道前部に木棺を追葬したとされている。
出土品は鐘形の鏡板・杏葉馬具・武具・須恵器・土師器。
〜編集後記〜
珍しい石棚の古墳です。
この古墳の近くに確か、古墳犬がいたような。。
今でも健在だろうか。
(2003年訪)(2011年記)