ナガレ山古墳

北葛城郡河合町佐味田字別所下・ナガレ。

馬見丘陵公園内にある国指定史跡。

馬見古墳群中央支群にある。

昔は「太子山」と呼ばれていた。

全長105メートル、後円部径65メートル、高さ8.75メートル、

前方部幅70メートル、高さ6メートルの前方後円墳。

五世紀前半の築造。

後円部は三段、前方部は二段築造。
 
埋葬施設は前方部に箱型木棺を粘土で覆った粘土槨。

後円部は盗掘されており不明。石材が確認されていないため木棺直葬との説もある。

前方部の被葬者は女性との見方もあり、

夫婦説も唱えられている。

墳丘全体に葺石が敷かれ、埴輪列がめぐっている。

東側くびれ部あたりに埴輪列による墳丘へ上る道が確認されている。

出土品は円筒埴輪・形象埴輪・石製模造品・石製玉類・鉄製品・土師器・須恵器・水銀朱など。

現在は道側のみ整備され復元されており、 反対側の半分は芝生で覆われている。


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〜編集後記〜
馬見丘陵公園へやってきました!!
もっと規模の小さい公園を想像していたんですが
とんでもない!
ちょうどイベントもあって事前に調べた駐車場の台数で安心していたのに
ずいぶん駐車場もたらいまわし状態に。。。
竹取公園近くに停められたので
子どもたちが遊ぶにはちょうどいい場所やったけど・・

大きな道路を渡って最初に目に入ってくる大きな復元古墳が
ナガレ山古墳です。
その立地からか、大きさからか
おおよそ古墳に関係なく来た家族ずれまでもが見学に・・・

この時は秋だというのに暑くて
まだまだ虫たちが元気。
階段を上るたびにバッタがはね、
知らぬ間に殺生をしていたかもしれません、
それくらいめちゃくちゃバッタがいました。

最初にナガレ山を見学したせいか、
地図にはあるけどはたしてどれが・・
という古墳が山ほどあって苦労しました。
ナガレ山だけ結構特別待遇だなぁ。
みんなこんなかんじん古墳公園だと思ってたら大間違いです・・

今回は公園の中の古墳はすべて(多分)見学できましたが
周りに点在する古墳は手つかずのままでした。
いつか全部まわりたいな〜
しかし、すごい規模だ、馬見古墳群!

(2011年10月)