菖蒲池古墳
橿原市五条野町字菖蒲池
国指定史跡。
入口。
先を進むと開けますが怖い。。
七世紀後半の築造。
二段構築。
一辺約30メートルの方墳とされている。
両袖式の南に開口する横穴式石室。
雨でブレまくってしまいました・・
石室内全体に漆喰を確認。
玄室長さ6メートル、幅2.4メートル、高さ2.5メートル。
玄室内に刳り貫き式家型石棺が二基
縦に並べられている。
二基とも棟飾り風の造りで柱状の装飾がされていて
内部は黒漆で塗られている。
東側と北側に発見されたテラスは
高さ約2メートル、幅最大2.9メートル。
直径5センチほどの河原石が敷き詰められていた。
南側のテラスは高さ約5.5メートル。
墳丘斜面とテラスの境界線には整えられた縁石が一列に置かれていた。
発掘調査により石室南西の下段にコーナーを発見。
一辺70センチの石が置かれている。
西辺と南辺には幅約30センチの石が直線におかれている。
墳丘西側では古墳を一部破壊して作られた石組が発見されており
出土品に土器や鉄くずなどがあり、古墳築造から
間もない時期のものとされている。
〜編集後記〜
この古墳には二度行きました。
最初は明日香村オフ会の後。
(雨だからこの日の古墳めぐりはほとんど全滅・・)
雨で怖いし、写真はぶれるし最悪です★
で、主人と石舞台の桜のライトアップを見に行き、
お昼の間に古墳めぐりしたときに2回目の来墳です。
初めてレンタサイクルをしてテンションあがってましたね〜
しかも雨が降ってなくっても、結局この程度しか内部は撮れてません★
2010年に発掘調査が行われたときに
フェンスが開けられて、熱心な方のホームページにはすべて
その時のわかりやすい写真が載せてありました・・
記事には書きませんでしたが、聖なるライン、
気になりますよね〜
しかも、築造年数がまだいっていない時期の古墳一部破壊。
これで被葬者がしぼれたらしいけど
当時たたりを信じていた人たちがここまでするってことは
よっぽどの人物ですよねぇ。
二基あるのも、石棺の特徴も面白い。
こんなに放置されてたのに国指定史跡だったとは。
今回初めて知ってビックリしました。
ま、でもいろんなことが分かったのでよかったです。
またきれいになったこの古墳も来墳したいです。
(2002・2003年訪)(2011年記)