将軍塚古墳・将軍山古墳


茨木市西安威2丁目。

大織冠神社内。

★将軍塚古墳
 
南に開口する横穴式石室。

六世紀中ごろの築造。

玄室の長さは約4.5メートル、幅約1・7メートル。

長らく藤原鎌足の墓とされてきた。

現在も訂正はされていない様子。



★将軍山古墳

移築された前方後円墳。

四世紀の築造。
 

 

 
全長107メートル、後円部径70メートル、前方部幅約44メートル。

三段構築の竪穴式石室。

葺石と円筒埴輪が確認されている。

出土品は硬玉製勾玉、ガラス製小玉、銅鏃、鉄鏃、鉄剣など。

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〜編集後記〜
追手門学園の横あたりにあります。
下の道を通っていると案内板が出ていて、
そこから急なのぼりと住宅街に入ります。
脇道の突き当りに大織冠神社はあります。
名前的にややこしい感じがありますが
全く別の古墳だそうで
年代も違うしなぜこんな類似したのをくっつけたのかと
思ってしまいます。
将軍塚(鎌足のほうね)は木戸がつけられていて
組紐みたいなので結ばれています。
信仰のある人には少し、この紐をほどくという作業は
ためらわれるかと思いますが
これは荒らされないための工夫であって
決して見学不可という意味ではないのです。
(そうならもっと頑丈なカギをつけているだろうし)
古墳見学という、後ろめたさがゼロの場合は入っても構わないと思います。

が、私は入れませんでした★
(今なら入れる)
当時、そんな予備知識もなく現地に行き
当惑してしまったのです。
曲がりなりにも神社内、鎌足の墓とあがめられている場所での封印。

結局中には入れませんでしたが
次回機会があるなら入りたいと思います。

将軍山のほうがフェンスで囲ってありますが
見学自由。
封土がないため、竪穴式の見学がすごく見やすい状態であります。
中にも入れるし、いったいどういう構造になっているのか
迷路のようなもの、
全体像をフレームに入れることができないくらいの規模でした。
(2007年5月)