聖徳太子廟(磯長陵・叡福寺北古墳)
南河内郡太子町太子2146。
7世紀前半から中ごろの築造。
上之太子と呼ばれている叡福寺内にある。
山門。奥に見えるのが二天門。
多宝塔。重要文化財。 金堂。
宮内庁管理。
二天門。奥が太子廟。
径約54メートル、高さ約7メートルの円墳。
横穴式石室。
全長約13メートル、玄室長さ約5メートル、幅約3メートル、高さ約3メートル。
中央に母の穴穂部間人王后の石棺が置かれ、
東に聖徳太子の乾漆製の棺、西に妻の膳部菩岐々美朗女の乾漆製の棺が置かれているとされている。
三人合葬。(諸説あり)
現在はコンクリートにより入口は封鎖されている。
墳丘の周りに二重の石の列があり、結界石と呼ばれている。
2002年の調査結果により、
墳丘が現在結界石がある範囲より狭い可能性が挙げられた。
石製の五輪塔一部などが出土。
また、江戸時代までは墳丘上が墓地であったと考えられている。
〜太子廟の七不思議〜
・松や笹は生えない。
・鳥が巣を作らない。
・大雨でも土が崩れない。
・結界石の数が何度数えても合わない。
・太子がメノウ石に彫った御記文が太子の予言通り死後430年後発見された。
・廟内の楠は母后がなくなったとき太子自ら担いだ棺のながえを挿したものである。
・894年に康仁大徳が御廟内を見た際、太子の着衣は朽ちていたものの
太子本人は暖かくやわらかだった。
〜編集後記〜
磯長陵へは二度行きました。
一度目は近つ飛鳥の御陵めぐり、
二度目は東大寺とともに友人と。
この日は上の太子駅から徒歩で向かいました。
バスもあったようですが多分、時間が合わなかったんじゃないかなぁ。
それで歩けそうなので歩いて行ったんだと思いますが、
結構登りなんですよね・・・
すごく疲れた思い出が。。
叡福寺内にある松井塚出土の石棺もその時は全然興味がなかったので
見学していないし・・
またいつか行きたいなぁ。
聖徳太子廟はさすが聖徳太子って言った感じでした。
ほかの天皇陵とはまた別な感じ。
別格なんですよね。
天皇じゃないのに。
構えから建物から装飾から全然違う。
改修以前は自由には入れたっていうんだからすごいわ=
古墳というよりも有名人のお墓参りって感じやったんやろうなぁ。
磯長陵の七不思議もすごいよね。
磯長陵と言い、確か法隆寺にもそんな不思議があった気がするから
聖徳太子って謎と不思議に包まれているような・・
しかし、この時初めて私左側が下がるっていう
カメラの癖を見つけたんだよね。。。
(2001年訪)(2011年記)